ミネラルファンデーションとは?
ミネラルファンデーションは、天然の鉱物のみを使って作られたファンデーションです。
ミネラルファンデーションの”ミネラル”が鉱物のことを指しています。
ミネラルファンデーションで使われる主な鉱物は
- 酸化チタン
- 酸化亜鉛
- 酸化鉄
- マイカ
- シリカ
などでしょう。
酸化チタンと酸化亜鉛は白色の顔料、酸化鉄は黄色や赤などの着色に使われます。
マイカやシリカは光沢やふわっとしたボカシ効果などに使われています。
これらを、それぞれのメーカーが、独自で配合して、密着力や色などを工夫して作っています。
また、この他にもよく使われる鉱物は、
- ラウロイルリシン
- オキシ塩化ビスマス
- 水酸化Al
などです。
ラウロイルリシンは、滑らかさやしっとり感などを出すために使われます。
オキシ塩化ビスマスは、パールのような光沢がありますが、密着を高めるために使われたりもしています。
水酸化Alは、酸化地癌の光触媒活性をおさえるコーティングのために使われています。
ミネラルファンデーションは、こういった鉱物のみでできているため、添加剤や着色料、アルコールなどの化学精製防腐剤を使っていません。
特徴としては、油分なども使われていないため、クレンジング剤で落とす必要が無く、石けんや洗顔料のみで落とすことができます。
防腐剤や香料など、刺激となるものが含まれていないことと、クレンジングが不要といったことから、”お肌に優しいファンデーション”と位置づけられています。
最近では、ミネラルファンデーションの解釈が広くなってきており、石けんで落とすことができて、天然由来成分だけで作られているものなども、ミネラルファンデーションのカテゴリーの中に入ってくるようになっています。
多くは、”美容液成分”(保湿成分)を配合して、お肌に優しいだけではなく、肌悩みもカバーできるような、プラスアルファの効果があるものが増えています。
また、ミネラルだけのファンデーションは、ルースタイプのファンデーションで、ブラシで付ける、という形状です。
ブラシで付けるのは、人によっては、面倒と感じる方もいるので、ルースタイプだけではなく、固形のパウダーや、リキッド、クッションなども登場し始めています。
ミネラルファンデーションの会社から販売されているので、こういったものも、ミネラルファンデーションに含めて考えられています。
ミネラルファンデーションは、”お肌に優しい”と謳われています。
ですが、天然の成分であっても、お肌に合わない方はいますので、お肌が弱い方などは、まず、パッチテストを行ってから、顔に使う、というようなステップを踏んだ方がより安全です。